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【薬院】歯医者が教えるセラミック治療のメリットデメリット・費用や期間
【薬院】歯医者が教えるセラミック治療の基礎知識(特徴・メリットデメリット・費用や期間・治療後のケア)
セラミック治療は、陶器のような素材を使用して歯を修復する方法です。天然歯に近い透明感と美しさを再現できることから、近年人気が高まっています。
こちらでは、薬院大通りの歯医者「浄水通りこが歯科・矯正歯科」が、セラミック治療の特徴・費用と保険適用・メリットとデメリット・治療の流れ・治療期間の目安・治療後のケアと注意点などを解説します。
セラミック治療の基礎知識
セラミック治療の特徴
- 審美性が高い:自然な見た目で、白く美しい歯を実現
- 耐久性に優れる:適切なケアで長期間使用可能
- 金属アレルギーの心配が少ない:多くの場合、金属を使用しない
セラミックには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
- オールセラミック:最も審美性が高く、金属を一切使用しない
- メタルボンド:金属の土台にセラミックを焼き付ける。強度が高い
- ジルコニア:非常に硬く、強度が高い。奥歯に適している
セラミック治療の費用と保険適用
多くの方が気になるのは、セラミック治療の値段ではないでしょうか。
まず、セラミック治療は原則として保険適用外の自費診療となります。そのため、治療費は歯科医院によって異なりますが、一般的な相場は以下のようになっています。
- インレー(つめ物):4~8万円
- クラウン(かぶせ物):8~18万円
保証期間や保証の条件も医院によってそれぞれですので、治療を受ける前に確認しておくことが大切です。
セラミック治療のメリットとデメリット
セラミック治療には、審美性と機能性の向上、長期的な耐久性などの大きなメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。ここでは、セラミック治療を検討される方のために、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。
セラミック治療のメリット
- 優れた審美性:天然歯に近い白さと透明感を再現、長期間変色しにくい
- 高い機能性:噛み合わせの改善・二次虫歯のリスク低減
- 金属アレルギーの心配:金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクが低い
- 歯茎の黒ずみ防止:金属が溶け出すことによる歯茎の黒ずみを防げる
セラミック治療のデメリット
- 高額な費用:保険適用外の自費診療となるため、費用が高くなる
- 割れるリスク:強い衝撃で割れる可能性がある(特に奥歯は注意が必要)
- 神経を抜く可能性:虫歯の状態によっては、神経を抜く必要がある場合あり
- 治療後の痛み:麻酔が切れた後に一時的な痛みを感じることがある
- 定期的なメンテナンスが必要:長持ちさせるためには、定期的なケアが欠かせない
セラミック治療は、メリットとデメリットを十分に理解したうえで選択することが大切です。歯科医師とよく相談し、自分に最適な治療法を見つけましょう。
セラミック治療の流れ・治療期間の目安
初診から完了までのステップ
セラミック治療は、通常複数回の通院が必要となります。以下で、初診から完了までの一般的なステップをご紹介します。
初診・診断
まず、歯科医師による口腔内診査と、レントゲン撮影を行います。この段階で、セラミック治療が適しているかどうかを判断します。
治療計画の立案
診断結果をもとに、最適な治療計画を立てます。この際、患者さまのご要望やライフスタイルも考慮します。
歯の形成
セラミックを装着するために、対象となる歯を削ります。この作業は麻酔をして行いますので、痛みを感じることはありません。
型取り
形成した歯の型を取ります。この型をもとに、歯科技工士がセラミックを作製します。
仮歯の装着
セラミックが完成するまでの間、仮の歯を装着します。この期間中は、硬いものを噛まないよう注意が必要です。
セラミックの試適・調整
完成したセラミックを装着し、色や形、かみ合わせなどを確認します。必要に応じて調整を行います。
セラミックの装着・最終チェック
最終的にセラミックを接着剤で固定し、装着後に再度かみ合わせや見た目を確認します。
これらのステップを経て、セラミック治療は完了します。各段階で丁寧な説明を受け、不安な点があれば遠慮なく歯科医師に相談することをおすすめします。
治療期間の目安
セラミック治療の期間は、患者様の状態や治療の内容によって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
- 初診から完了までの期間:約2~4週間
- 来院回数:通常3~4回程度
具体的な流れは以下のとおりです。
- 初診・診断・治療計画の説明:1回目(1時間程度)
- 歯の形成・型取り:2回目(1〜1.5時間程度)
- 仮歯の装着:2回目の続き
- セラミックの試適・調整:3回目(30分〜1時間程度)
- セラミックの装着:4回目(30分〜1時間程度)
ただし、複数の歯を治療する場合や、歯周病治療が必要な場合は、期間が延びる可能性があります。また、治療の種類によっても期間が変わります。
- インレー:1〜2週間
- クラウン:2〜3週間
- ブリッジ:3〜4週間
ジルコニアセラミックスなど、より高度な技術を要する治療の場合、製作に時間がかかるため、全体の期間が若干延びることがあります。
セラミック治療は、綿密な計画と丁寧な施術が必要なため、1回あたりの診療時間は40分~1時間程度と、保険診療の約2倍の時間をかけて行われます。
セラミック治療後のケアと注意点
セラミック治療を受けた後は、適切なケアと注意が必要です。長期的に美しい歯を保つために、以下のポイントに気をつけましょう。
セラミック治療後のケア:日常のお手入れ方法
- 歯ブラシでの丁寧な歯磨き(1日3回)
- デンタルフロスや歯間ブラシの使用
- 非研磨性の歯磨き粉の選択
セラミック治療後のケア:定期検診
- 目安としては、3か月に1回程度の定期検診がおすすめ
- セラミックの状態チェック
- 歯茎の健康状態の確認
- 必要に応じた専門的クリーニング
セラミック治療後のケア:トラブルが起きた場合の対処
以下のような症状が現れたら、すぐに歯科医院に相談しましょう。
- 噛み合わせの違和感
- セラミックのヒビや欠け
- 歯茎の腫れや出血
セラミック治療後の注意点
- 硬いものを噛まない(氷、殻付きナッツなど)
- 歯ぎしりがある場合はマウスピースの使用を検討
- 着色の原因となる食べ物や飲み物を控える(コーヒー、赤ワインなど)
- 喫煙は避ける
セラミックの種類によって耐久性や寿命が異なるため、使用されたセラミックの特性を理解し、適切なケアを心がけることが大切です。セラミック治療後のケアと定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって美しく健康的な歯を保つことができます。不安な点や疑問があれば、担当の歯科医師に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
セラミック治療のご相談は浄水通りこが歯科・矯正歯科へ!
浄水通りこが歯科・矯正歯科では、セラミック治療に対応しています。セラミックは天然歯の透明感や質感に似ていて、耐久性が高く、自然で美しい人工歯をつくれます。歯としっかり接着しますので、歯との間に隙間ができにくく、治療部位がふたたびむし歯にかかるリスクを抑えられます。比較的高額ですので、治療に進むことを迷う方もいらっしゃるかと思います。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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薬院周辺の歯医者でセラミック治療をお考えなら浄水通りこが歯科・矯正歯科
医院名 | 浄水通り こが歯科・矯正歯科 |
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